「長時間労働」について思うところ [アトピー性皮膚炎]
長時間労働を原因とする電通社員の自殺が波紋を呼んでいます。
電通の女性新入社員自殺、労災と認定 残業月105時間(朝日新聞デジタル)
まずひとつの前提として、長時間労働自体、大手を振って推し進められるべきものではありません。しかし現実として、1日数時間の残業が積み重なり、結果的に長時間の労働、残業を強いられるケースは往々にしてあります。
私の経験のなかで言えることは、大学生の頃にアルバイトをしていたコールセンターでは、社員の方は常に午前0時前まで残業していました。
その理由は、コールセンターの日中営業時には、常にオペレーションに目を見張らなければならないため、結果として、営業時間後にオペレーション結果の取りまとめや報告資料の作成を行わなければならなかったからです。
業界の仕組み的に、どうしても仕事のやり方がこうなってしまう業界なのかも知れません。
(人材紹介なども面接を終えてからメールや資料作成を行うため、長時間残業が多いと聞きます)
また、長時間労働になる別の理由としては、基本給が少ないため、残業をしてその補填をするケースも多いと思います。残業代が1分単位でしっかり支払われる残業は、消灯時間などを別に設定して21時や22時までの労働に制限するケースもありますが、閉められるまで働いて帰ろう、と思う社員も多いのかもしれません。
ここまで書いただけでも、長時間労働、というのは、給与、業界、労働時間など、切り口が多すぎるからこそ、根深く、そして解消しづらい問題である、と今回の事件を見て改めて感じています。
アトピー患者も、やはり体調優先に考えると長時間労働は避けたいところなのですが、転職などを繰り返して待遇面で折り合いがつく企業に就けないケースもあり、結果、働き方の影響で体調を崩すという話も聞いています。(私自身もそうでした)
一人でも多くの人が、健やかに自分の時間を守りながら働ける世界が生まれることを願って止みません。
アトピー性皮膚炎には和食が有効(西日本新聞より) [アトピー性皮膚炎]
この食生活の見直しによって症状を改善させたとして
下関市立市民病院の永田先生という方が西日本新聞のサイトで取りあげられています。
【アトピーは和食で治す】<上>下関市立市民病院・永田医師に聞く 野菜、根菜、魚介が基本
【アトピーは和食で治す】<下>下関市立市民病院・永田医師に聞く 症状は体の防衛反応 過剰な植物油 かゆみの要因
(ソース元:西日本新聞のWebサイト)
以下、ポイントを抜粋してみます。
【痒みの原因】
・植物油と動物性タンパク質の過剰摂取、身体に合わず消化分解できない程の量の食べ物が体内に入る
→頭や顔、脇の下、腕の関節など皮脂腺が多い部位に痒みが生じる
・牛乳、卵、肉類など、魚を除く動物性タンパク質の日常的な過剰摂取と消化不良、腸内環境の悪化
・高タンパク高カロリーの食品を処理できない人に症状が見られる
【永田先生の考え】
・食事内容を「野菜、根菜類、魚介類」を基本とした伝統的な和食へ変える
・既に症状が悪化している場合、まずステロイド剤によって炎症の沈静化と皮膚の再生を図る
・次に、ステロイド剤の使用を徐々に控えるとともに食事の質を上げていく
→患者の皮膚の改善が見られると、料理の作り手も嬉しくなる(この記事では例としてアトピーの子どもを持つ親が取り上げられています)
・食物中に存在する脂肪酸にはオメガ3系とオメガ6系があり、オメガ3系はアレルギー反応を抑制してくれるが、オメガ6系は活性化させる
・和食はオメガ3系を多く含む
個人的な結論としてはありがちになってしまうのですが、
ファストフードやコンビニ等での食事は極力控えるということですね。
魚は摂りづらいように思えますが、お刺身などを買って食べると
意外と簡単に食べられます。
工夫次第、といったところなんでしょうか。。。
アトピーにまつわる悲しい事件と、情報整理の必要性 [アトピー性皮膚炎]
数ヶ月前からステロイド剤を塗布していたが、
症状は一向に改善せず悪化の一途をたどった。
不憫に思った母親は娘を殺害し、自身も
「私の無知が子どもを台無しにしてしまった」
という遺書を残して後を追い自殺した。
初期段階で診察を受けると、多くはリンデロンなどのステロイド剤が処方され、
炎症を沈静化させるよう勧められます。
これで炎症が再発しなければそれで終了、となるのですが、
かゆみによって皮膚をかき壊してしまい、
だから塗り続けていた人は、どこかで止めて本質的な治療に臨む必要があるんです。
本質的な治療法を提示してくれそうな大きな病院、大学病院に限ってステロイド剤をごり押しします。
どんどん強いものを処方されて、どんどん治らなくなっていく。
これは非常に怖いことです。
多くの皮膚科の医師は本質的な改善方法を提示せず、対症療法にとどまっている、
ということです。
ネットの海に入って様々な情報を取りにいこうとするわけですが、
試してはだめ、試しては良し、みたいな
日々の生活もままならなくなります。
どんなに楽だっただろうと思います。
そう言いたくもなります。
ローンチされています。
温泉病院でアトピーが改善したと思える、3つの兆し! [アトピー性皮膚炎]
私は主に保湿剤としてプロペトを使用していますが、昨年と比べて明らかにノリが良くなりました。
保湿剤が肌に残るようになり、ガサガサが減ったので掻く回数が減り、結果、落屑が減りました。掃除に神経をすり減らしていたため、ストレスが減りました。
正常な肌へと戻ったもう1つの兆し。それは、掻いても傷になりづらくなった、ということです。
以前はちょっと掻いただけで皮膚から出血して赤みになり、痛みを伴う傷がすぐにできていました。
皮膚炎は温泉で治る!ひさしぶりの湯原温泉街へ。 [アトピー性皮膚炎]
湯原温泉と言えば、自分が皮膚炎を治すために、
6月の半ばから7月の終わりにかけて滞在していた場所です。
本格的な冬がやってきて、肌の乾燥が徐々にきつくなってきました。
皮膚の状態を少しでも良いものにするべく、
再び湯原温泉に向かったのです。
■湯原温泉の何がそんなに良いのか?
ズバリ、「泉質が自分の肌に合う」です。
湯原温泉のお風呂に入った後は、
保湿剤を使う必要がないほど、肌が乾燥しません。
保湿剤を使わなくても良いということは、
肌に余計なものを乗せなくても良い、ということ。
皮膚がクリーンな状態なままで過ごせる。
これこそ、皮膚炎の治療の最終ゴールイメージと言えるのではないでしょうか。
湯原温泉に入浴していると、それがいとも簡単に実現できるのです!
■泉質の効能は他にもある
ひとつめのメリットが個人的なものであるのに対し、
2つめのメリットは泉質そのものについてです。
湯原温泉のお湯には、殺菌作用があると認められています。
このため、炎症や傷のひいていくスピードが早く、落屑もぐっと減ります。
傷の痛みだけでなく、心理的な負担も軽減できます。
■湯原温泉街は緑に囲まれた心安らぐ土地
温泉街は周りを山々に囲まれ、携帯電話の電波さえも3Gが限界。
でも、緑をじっと眺めていると、
都会の喧噪で過ごしている自分の気持ちはとっても安らかになります。
人間が元々自然の中で生活をしてきたことを考えると、
自然の存在は、わたしたちの遺伝子に刷り込まれていて、
無意識のうちに温かみを感じさせてくれるのかもしれません。
皮膚炎で悩む方々、ぜひ一度湯原温泉に足を運んでみてください!