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「長時間労働」について思うところ [アトピー性皮膚炎]

長時間労働を原因とする電通社員の自殺が波紋を呼んでいます。

電通の女性新入社員自殺、労災と認定 残業月105時間(朝日新聞デジタル)


まずひとつの前提として、長時間労働自体、大手を振って推し進められるべきものではありません。しかし現実として、1日数時間の残業が積み重なり、結果的に長時間の労働、残業を強いられるケースは往々にしてあります。

私の経験のなかで言えることは、大学生の頃にアルバイトをしていたコールセンターでは、社員の方は常に午前0時前まで残業していました。
その理由は、コールセンターの日中営業時には、常にオペレーションに目を見張らなければならないため、結果として、営業時間後にオペレーション結果の取りまとめや報告資料の作成を行わなければならなかったからです。
業界の仕組み的に、どうしても仕事のやり方がこうなってしまう業界なのかも知れません。
(人材紹介なども面接を終えてからメールや資料作成を行うため、長時間残業が多いと聞きます)

また、長時間労働になる別の理由としては、基本給が少ないため、残業をしてその補填をするケースも多いと思います。残業代が1分単位でしっかり支払われる残業は、消灯時間などを別に設定して21時や22時までの労働に制限するケースもありますが、閉められるまで働いて帰ろう、と思う社員も多いのかもしれません。

ここまで書いただけでも、長時間労働、というのは、給与、業界、労働時間など、切り口が多すぎるからこそ、根深く、そして解消しづらい問題である、と今回の事件を見て改めて感じています。

アトピー患者も、やはり体調優先に考えると長時間労働は避けたいところなのですが、転職などを繰り返して待遇面で折り合いがつく企業に就けないケースもあり、結果、働き方の影響で体調を崩すという話も聞いています。(私自身もそうでした)

一人でも多くの人が、健やかに自分の時間を守りながら働ける世界が生まれることを願って止みません。


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